TOHYAMA KAZUYA
MANAGING DIRECTOR, System Design Div. Creative Director
取締役 遠山 和也:システム開発部 クリエイティブディレクター 生年月日:1976年1月31日
生物は自然淘汰と進化の過程で、種の生存に都合のよい形態や機能、情報処理能力を獲得している。環境中を動き回る動物は、生態に適した情報処理機構を神経系と脳に獲得している。脳で行われている情報処理が、問題解決のための方法として、必ずしも最適でない場合もあるが、小さな生物の脳が行う情報処理をとっても、高速な計算機を複数使ってもできない処理がある。生体の情報処理のメカニズムを参考にすることで工学的に新しい情報処理のしくみを生み出すことができる。
動物の中でも、サルやヒトなどは視覚動物とも呼ばれ、高度に発達した視覚情報処理を行う大脳をもち、パターン認識や、シンボルの利用などの能力に優れている。画像工学や、ロボットビジョンの点から、サルやヒトの視覚情報処理に学ぶことは大いにある。私は、視覚動物の、動きの情報処理のメカニズムについて研究を行ってきた。脳の視覚情報処理に関する知見を、生理学や解剖学から得て、脳に備わる神経回路モデルを構築し、計算機実験でモデルを評価し、改良する方法を繰り返して、研究を行ってきた。